トイレに人感センサーをつけるメリット・デメリットとは

近頃のトイレには人感センサーが搭載されているものがありますが、どのような魅力や注意点があるのでしょうか。 メリットとデメリットをきちんと知ったうえで導入の検討をしましょう。

人感センサーは消し忘れ防止に役立つ

トイレの電気をつい消し忘れてしまったこと、ありませんか。
手動で忘れずに消すことができればいいのですが、うっかり消し忘れてしまうことも考えられます。長時間の消し忘れはもちろんのこと、短時間でも、それが積み重なっていけば電気代の無駄になります。

その問題を解決するために、トイレに人感センサー付きの照明を設置してみてはいかがでしょう。
人の動きに反応して扉を開けると自動で電気をつけ、トイレから出れば自動で消してくれるので、消し忘れの心配もなくなります。
トイレ内でまったく動かずにいると電気が消えてしまうこともありますが、手を振るなどの動作ですぐに再点灯します。節電や省エネのためにもおすすめです。

スイッチを触る必要が無いので衛生的

家は、家族で共有するものが多いため、誰かが病気になると感染が拡大する一因となります。トイレもその一つです。
例えば、冬になると流行する腸炎です。腸炎にかかった家族がトイレを利用し、トイレの電気を付け、ふたを開け、レバーを触り流せば、次に利用した家族にもその菌は移る可能性があります。
そのため、家族の中で誰かが腸炎にかかれば、なるべく感染を広げないよう、手洗いを入念にしたり、使用後は除菌を徹底する必要があります。

人感センサー付きのトイレであれば自動で照明が付き、自動でふたを開け、自動で水が流れ、トイレに手で触れることなく済めば、衛生的にも安心です。

人感センサーは点灯しないことがある

夜中にトイレに起きて暗くて困ったことはありませんか。人感センサー付き照明ならそのストレスは感じる必要がありません。

しかし、人感センサーは人物などが動いたときの温度差を感知して作動するため、トイレなど動きが少ない場合は自動で消灯してしまいます。

他にも、トイレがある程度明るい場合、センサーが感知せず、点灯しない場合があったり、外の天気が悪くトイレ内が暗い場合、センサーが反応して消灯しないという場合もあります。あらかじめ、設定で変えられることもありますが、設置の際に確認が必要です。

センサーに埃が溜まると正常に作動しない場合もある

トイレの人感センサーは電気の点灯や消灯を自動で行うものだけではなく、人が入ってくると便器の蓋が開き、座ると脱臭し始め、便器から立ち上がると自動で水が流れて蓋が閉まる、というのが一連の動作をするものもあります。

これらの仕組みはセンサーが大事な役割を果たしていますが、トイレに誰もいないのに蓋が開いたり、急に水が流れ出したり、電気が点灯したりして、時にはこのセンサーがトイレの異常な動きを引き起こす原因となることがあります。

この誤作動の原因は故障という場合もありますが、センサー部分に埃や水垢が溜まっていることが原因になることがあります。
そのような時は乾いたきれいな布で埃を拭きとるなどしましょう。

便利なセンサーだからこそ、賢く使って快適に過ごそう

自動で動いてほしい場所にセンサーを置けば、日々の暮らしが快適になります。
とはいえ、機械なので不具合やトラブルが出てしまうのはどうしようもありません。
こまめなメンテナンスを行うことでその快適さが保たれます。

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